豊後国郷帳(読み)ぶんごのくにごうちよう

日本歴史地名大系 「豊後国郷帳」の解説

豊後国郷帳(正保郷帳)
ぶんごのくにごうちよう

二冊

成立 正保四年

写本 市立臼杵図書館

解説 正保四年幕府へ提出された豊後国郷帳の写。郡ごとに領主別の村名村高が列記され、かつ田方・畑方の内訳が記される。また「日損所」「水損所」「柴山有」「竹山有」といった注記があり、各村の土地状況が把握できる点に特徴がある。巻末に国全体の石高があり、領主ごとの領地高がまとめられている。八郡の総石高三五万七千三〇〇石五斗一升五合、一千四一八村。

活字本 「豊後国郷帳」上・下(大分県地方史料叢書二)


豊後国郷帳(元禄郷帳)
ぶんごのくにごうちよう

一冊

成立 元禄一四年

写本 市立臼杵図書館

解説 元禄一四年幕府へ提出された豊後国郷帳の写。郡ごとに各村の村高・領主名を書上げる。正保郷帳とは異なり、領主別にはまとめられていない。八郡の総石高三六万九千五四六石七斗九升一合六勺、一千五一六村。

活字本 大分県史近世史料叢書一


豊後国郷帳(天保郷帳)
ぶんごのくにごうちよう

一冊 幕府編纂

成立 天保五年

原本 国立公文書館内閣文庫

解説 八郡・一千四七三村を郡別に配列し各村高を記す。総石高四一万七千五一四石二斗二升七合一勺五才。

活字本 内閣文庫史籍叢刊

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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