豊楽(読み)ほうらく

精選版 日本国語大辞典 「豊楽」の意味・読み・例文・類語

ほう‐らく【豊楽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物資が豊かで、人々が暮らしを楽しむこと。
    1. [初出の実例]「国家安康〈略〉君臣豊楽 子孫殷昌」(出典:豊広寺鐘銘‐慶長一九年(1614)四月一六日)
    2. [その他の文献]〔詩経箋‐大雅・旱麓〕
  3. ほうらくやき(豊楽焼)」の略。

ぶ‐らく【豊楽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぶ」は「豊」の呉音 ) 物が豊かで、人々が暮らしを楽しむこと。ほうらく。
    1. [初出の実例]「それ君徳は宇宙を治め、摂臣是を扶て、海内無難、万民豊楽(ブラク)を守り給へども、天地不時の変に労し給ふ」(出典談義本・教訓乗合船(1771)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android