豕を抱いて臭きを知らず(読み)いのこをだいてくさきをしらず

精選版 日本国語大辞典 「豕を抱いて臭きを知らず」の意味・読み・例文・類語

いのこ【豕】 を 抱(だ)いて臭(くさ)きを=知(し)らず[=忘(わす)れる]

  1. 自分の身に付いてしまった臭いは、自分ではなかなか気がつかない。自分の欠点や醜さには気づきにくいことのたとえ。息(いき)の香の臭きは主(ぬし)知らず。
    1. [初出の実例]「豕(ヰノコ)を抱(イダ)いて臭(クサ)きを忘(ワス)れし、時主が惑ひなり」(出典読本・常夏草紙(1810)三)

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