豺狼路に当たれりいずくんぞ狐狸を問わん(読み)サイロウミチニアタレリイズクンゾコリヲトワン

デジタル大辞泉 の解説

豺狼さいろうみちたれりいずくんぞ狐狸こりわん

《「後漢書」張綱伝から》やまいぬとおおかみが行く手にいるときに、どうして狐や狸を問題にしていられようか。大悪人が重要な地位にいて権力を振るっている場合、その下の小悪人より、大悪人をこそ除かなければならないことのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 の解説

さいろう【豺狼】 路(みち)に当(あ)たれりいずくんぞ狐狸(こり)を問(と)わん

  1. ( 「後漢書‐張綱伝」の「而綱独埋車輪於洛陽都亭曰、豺狼当路、安問狐狸」から、行く手に山犬や狼がいる時、どうして狐や狸を問題にしていられようかの意 ) 大悪人が政治要路にいる場合、その下の小悪人よりも、まずその大悪人を除かなければならないというたとえ。

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