山犬(読み)やまいぬ

精選版 日本国語大辞典「山犬」の解説

やま‐いぬ【山犬】

〘名〙 「にほんおおかみ(日本狼)」の異名。また、野生化して山にすむ。《季・冬》 〔大同類聚方(808)〕
※浮世草子・本朝二十不孝(1686)一「(から)は山犬の物とぞなりける」

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動植物名よみかた辞典 普及版「山犬」の解説

山犬 (ヤマイヌ)

動物。イヌ科のオオカミ。絶滅種。ニホンオオカミの別称

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世界大百科事典内の山犬の言及

【御岳山】より

…【徳久 球雄】
[信仰]
 金峰山の別名にみるように,修験道の中心地として知られる吉野金峰山を勧請したもので,関東における代表的な修験道場であった。特に近世には,権現の眷属神である山犬(狼)が邪鬼,火盗の難を除くとする民間の御犬信仰と融合して広い信仰圏を形成した。江戸町人の間に御岳講が組織され,山上や山麓に拠点を置いた御師(おし)が信仰の普及に大きな力をもった。…

【三峰山】より

…中世以後修験道場となり,1533年(天文2)には聖護院宮から三峰大権現の神号を授けられ,別当寺を観音院高雲寺と称した。三峰信仰が普及するのは江戸中期以降であるが,山犬(狼)を権現の眷属神とする火難・盗難の除災神の性格をもち,〈御犬〉の札を門戸にはれば難を免れるとして広く信仰された。講も組織されたが,江戸市中の人々からは山深い秩父の自然環境に負うこともあって一種の異郷として畏敬された。…

※「山犬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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