貂誇(読み)てんぽこり

精選版 日本国語大辞典 「貂誇」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぽこり【貂誇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「てんぼこり」とも )
  2. ( 「いたち(鼬)の無き間の貂誇り」の略。鼬は貂を捕えるので鼬のいない所では、貂がいばるの意から ) 自分より強いもののいない所で、いばること。鳥なき里の蝙蝠(こうもり)
    1. [初出の実例]「好顔色とて用らるるは少なき故也。いたちの無い間のてんほこりと云様に也」(出典:杜詩続翠抄(1439頃)八)
  3. ( 転じて ) 大騒ぎすること。馬鹿騒ぎ。
    1. [初出の実例]「としわすれ会とて銀つかふ粋谷も、〈略〉打やっておく放蕩谷もうさはらしのてんぽこり」(出典:洒落本・虚実柳巷方言(1794)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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