鼬の無き間の貂誇り(読み)イタチノナキマノテンホコリ

デジタル大辞泉 「鼬の無き間の貂誇り」の意味・読み・例文・類語

いたちてんほこ

天敵イタチがいないとテンがいばる意から》恐れるものがいない所で大いばりするたとえ。鼬の無き間のねずみ
[類語]鳥無き里の蝙蝠こうもり

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精選版 日本国語大辞典 「鼬の無き間の貂誇り」の意味・読み・例文・類語

いたち【鼬】 の 無(な)き間(ま)の貂(てん)(ほこ)

  1. ( 鼬は貂を捕えるので、鼬がいない間だけ、貂がいばるところから ) 自分よりも強いものやすぐれたものがいない所で、いばることのたとえ。いたちの無き間の鼠。鳥なき里の蝙蝠(こうもり)。いたちの間(ま)
    1. [初出の実例]「鼬(イタチ)のなき間(マ)の貂(テン)(ホコリ)とかやの様に、院のきり人して、院宣を給はり」(出典源平盛衰記(14C前)三三)

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ことわざを知る辞典 「鼬の無き間の貂誇り」の解説

鼬の無き間の貂誇り

イタチはテンの大敵であるので、イタチがいない間だけテンがいばる。恐い者や自分よりすぐれた者がいない所でいばることのたとえ。

[類句] 鳥なき里の蝙蝠

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