貝久保村(読み)かいくぼむら

日本歴史地名大系 「貝久保村」の解説

貝久保村
かいくぼむら

[現在地名]青森市戸山とやま

明治初年に戸山村に合併されたため位置不明。延宝八年(一六八〇)横内組につくられた派立新田二千八〇〇石のうちの一村である(津軽歴代記類)。貞享元年(一六八四)の郷村帳に高二一石とある。同四年の検地帳には、田方一四町六反四畝一六歩、畑方一二町六反七畝三歩、田畑屋敷合せて二七町三反一畝一九歩、村高一四〇・四四三石とある。ほかに「分米難付土地」として畑一一町五反四畝五歩、「末々田可致開発場所」として田地二町一反一畝二三歩があり、漆林四ヵ所一反六畝二四歩と村中合せて二千八六五本の漆木がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android