貧乏樽(読み)びんぼうだる

精選版 日本国語大辞典 「貧乏樽」の意味・読み・例文・類語

びんぼう‐だるビンバフ‥【貧乏樽】

  1. 〘 名詞 〙 上部に口をつけた五合または一升の酒を入れるくらいの白木の粗末な樽。貧乏徳利の代わりに用いる樽。
    1. [初出の実例]「大かたはかづら髭・つり髭の益雄(ますらを)にかしづかれて、貧乏樽(ビンボウダル)の口をうつすみさかなとなり」(出典:俳諧・本朝文選(1706)五・序類・番椒序〈野坡〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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