貴重書(読み)きちょうしょ(その他表記)valuable book; rare book

図書館情報学用語辞典 第5版 「貴重書」の解説

貴重書

資料的に価値が高く,非常に高額であったり,希少性が高かったりする図書で,図書館において,一般資料とは区別して扱われる.多くは希書であり,保管に際して一般資料とは別置し,何らかの利用制限を設けることが多いが,貴重書の基準は図書館により異なる.写本,古い時代の刊本,インキュナブラ,18世紀以前に出版された米国の図書,主要文学書,初版本,豪華本,著者名士の旧蔵書がその例としてあげられる.最近では,特殊コレクションと呼ばれることも多い.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android