賀羅嶽城跡(読み)きやらだけじようあと

日本歴史地名大系 「賀羅嶽城跡」の解説

賀羅嶽城跡
きやらだけじようあと

[現在地名]小浜市太良庄

小野おの寺と長英ちようえい寺の裏山、標高二九七メートルの頂上にある山城跡。南北八〇メートル、東西二〇メートルで、土塁・門跡・屋敷跡・櫓台・庭園跡・井戸などの遺構がよく残る。「若狭郡県志」に「有山県民部丞政秀居城之旧址、政秀母内藤筑前守女、未其父、山県武田之族姓也、里民伝言、永禄六年鹿介狼介等攻之而城潰矣」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android