赤い風車

デジタル大辞泉プラス 「赤い風車」の解説

赤い風車

1952年製作のイギリス映画原題《Moulin Rouge》。印象派の巨匠ロートレックの伝記映画。監督:ジョン・ヒューストン、出演:ザ・ザ・ガボール、ホセ・フェラー、スザンヌ・フロンほか。第25回米国アカデミー賞作品賞ノミネート。同衣裳デザイン賞(カラー)、美術賞(同)受賞

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の赤い風車の言及

【ムーラン・ルージュ】より

…(1)パリのブランシュ広場の舞踊場,娯楽劇場。建物に取り付けられた巨大な〈赤い風車(ムーラン・ルージュ)〉がこの劇場の象徴で,それがそのまま名称となっている。1889年に舞踊場(ダンスホール)として開場,キャバレー形式のショーをアトラクションとして見せた。…

【ヒューストン】より

…戦後の〈赤狩り〉の世代(ジョルジュ・サドゥールは〈ハリウッドの失われた世代〉と呼んだ)の監督の一人。〈赤狩り〉への抵抗とみなされた《勇者の赤いバッヂ》(1951)がプロデューサーの手でずたずたにカットされたあと,画家ロートレックの伝記映画(《赤い風車》1952),西部劇(《許されざる者》1960,《ロイビーン》1972),スペクタクル史劇(《天地創造》1965),スパイ映画(《クレムリン・レター》1970,《マッキントッシュの男》1972),ミュージカル(《アニー》1982)等々,何でもこなす職人監督としてそのディレッタンティズムをつらぬく。そのため,ハリウッドのもっとも商業的な監督でありながら,ハリウッドの〈烙印(らくいん)のない牛〉(マーベリック)とみなされ,マリリン・モンローとクラーク・ゲーブルの遺作になった《荒馬と女》(1961)やボクシングを描いた《ファット・シティ》(1971)がその代表作に数えられることが多い。…

※「赤い風車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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