赤タイ族(読み)あかタイぞく(その他表記)Red Tai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「赤タイ族」の意味・わかりやすい解説

赤タイ族
あかタイぞく
Red Tai

南部タイ諸族に属するラオ族の一民族で,北ベトナム高地のタインホアからラオス領にかけて分布している。水稲栽培を営み,ムオンと呼ばれる9つの父系外婚氏族に分れている。隣接して居住する黒タイ族と親縁関係があり,言語タイ語なかでも特に黒タイ族やタイ・ヌーア族と関係が深い。なお赤タイの呼称は彼らの服装の色に由来する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android