ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラオ族」の意味・わかりやすい解説 ラオ族ラオぞくLao タイ諸族のなかの有力な一民族。形質的にはモンゴロイド系に属し,ラオスやタイ北東部に居住,ラオ語はラオスの公用語となっている。おもに水田農耕を生業としている。夫婦家族の存在が卓越し,氏族などの単系組織が欠如しており,婚姻居住方式では妻方居住婚がみられる。宗教は仏教で,ワット (寺) が村落生活の中心となっているが,旧来のピーという精霊崇拝も広くみられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報