赤潮防止法開発プロジェクト(読み)あかしおぼうしほうかいはつプロジェクト

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

赤潮防止法開発プロジェクト
あかしおぼうしほうかいはつプロジェクト

養殖漁業などに大被害を与える赤潮発生の原因解明や被害防止法の開発を,最新の海洋バイオ技術の応用によって実現しようとする水産庁の研究プロジェクト (1990年4月発足) 。赤潮の発生を助長あるいは阻害する海洋性細菌について研究し,細菌中で生産される阻害物質を遺伝子組み換え技術で量産,赤潮発生海域に散布して異常発生を抑止する。また,デオキシリボ核酸切断型法という遺伝子検査技術を応用して,赤潮誘発プランクトンの識別技術を開発し,赤潮の発生を予測・防止するための基礎情報を得る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android