赤羽円明院門前(読み)あかばねえんみよういんもんぜん

日本歴史地名大系 「赤羽円明院門前」の解説

赤羽円明院門前
あかばねえんみよういんもんぜん

[現在地名]港区東麻布ひがしあざぶ一丁目

新堀しんぼり川に近い低地にある門前町屋。東は飯倉いいぐら町五丁目・芝御霊屋御掃除しばおたまやおそうじ屋敷代地、西は飯倉町五丁目、南側は河岸通りを隔てて同川、北は飯倉的場いいぐらまとば屋敷、ただし円明院境内が町内に挟まっている。同院は赤羽稲荷の別当。元文四年(一七三九)同院境内の表の方で一〇ヵ年季の門前町屋を願って許可され、延享二年(一七四五)町奉行支配になって年季を切換えてきたが、天明六年(一七八六)類焼して稲荷境内とも増上寺山内防火明地になり、翌年町奉行掛で新堀河岸通に増坪して、境内とも三〇八坪の代地(寺社書上によれば門前八五坪余ともで三九三坪余)へ移転した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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