走り過ぎる(読み)ハシリスギル

デジタル大辞泉 「走り過ぎる」の意味・読み・例文・類語

はしり‐す・ぎる【走り過ぎる】

[動ガ上一][文]はしりす・ぐ[ガ上二]
走って通過する。「走者が目の前を―・ぎる」
気を早くまわしすぎる。先走る。
「某が思案があるといふに、―・ぎた」〈伎・仏の原

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「走り過ぎる」の意味・読み・例文・類語

はしり‐す・ぎる【走過】

  1. 〘 自動詞 ガ上一 〙
    [ 文語形 ]はしりす・ぐ 〘 自動詞 ガ上二段活用 〙
  2. 走って通りすぎる。走るように早く通りすぎる。
    1. [初出の実例]「恐しく思て、走り過むと為るに、屋の前に女房一人立て」(出典:今昔物語集(1120頃か)三一)
  3. 気がはやりすぎる。気早すぎる。
    1. [初出の実例]「某が思案が有るといふに、走り過ぎた」(出典:歌舞伎・傾城仏の原(1699)一)
  4. 度を越して走る。必要以上に走る。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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