日本歴史地名大系 「走水番所跡」の解説 走水番所跡はしりみずばんしよあと 神奈川県:横須賀市走水村走水番所跡[現在地名]横須賀市走水二丁目走水湊の北に突出した旗山(はたやま)崎にあった。天正一八年(一五九〇)以来徳川家康より預けられた御座船を差配する船手組(御召船奉行)の向井政綱・政良・忠勝の拠点となっていた地に、寛永九年(一六三二)下り船の船改番所が設置された(「元寛日記」寛永九年七月七日条)。慶安元年(一六四八)より寛文二年(一六六二)にかけて、三崎奉行とともに走水奉行が三浦郡内一万数千石の代官を兼ねた(竹橋余筆、鎌倉市光明寺文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by