超微化石(読み)ちょうびかせき(その他表記)nannofossil

日本大百科全書(ニッポニカ) 「超微化石」の意味・わかりやすい解説

超微化石
ちょうびかせき
nannofossil

微化石うち、10マイクロメートル前後から1マイクロメートル未満のものをさす。ナノプランクトンnannoplanktonに対応させてナノ化石ともいう。通常その観察には光学顕微鏡とともに電子顕微鏡を用いる。植物プランクトンの石灰質小盤であるコッコリスが代表的である。なお、ナノnannoはギリシア語の「矮小(わいしょう)」にちなむ。

[谷村好洋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 尚武 岡田

最新 地学事典 「超微化石」の解説

ちょうびかせき
超微化石

ultramicrofossil ,nannofossil

石灰質ナンノ化石同義語として使われたが,この用法は現在ではあまり一般的ではない。石灰質ナンノ化石は三畳紀末以降の海成層から産出するが,上部古生界からも同程度の大きさの石灰質微化石が報告されており,コッコリス以外の超微化石である可能性がある。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「超微化石」の意味・わかりやすい解説

超微化石
ちょうびかせき
ultramicrofossils; nannofossil

ナンノ化石と同義。光学顕微鏡で観察困難かまたは不可能なほどの極微小化石をいう。大きさは 10~0.1μm程度。海生植物性浮遊生物が多い。 (→微化石 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の超微化石の言及

【化石】より

…この中には,有孔虫・放散虫・貝形虫・ケイ藻のような微小な殻や骨格をもつ動植物,複雑な構造をもつ大型動物の骨格の一部分(例えばウニのとげや骨片など)や,植物の花粉・胞子などの化石が含まれる。さらに超微化石などと呼ばれているのは,500倍ないし1000倍の高倍率の光学顕微鏡下でようやく識別できる種類の古生物の遺骸であり,代表的なものには石灰質ナンノプランクトン(コッコリス)がある。これらの殻の詳細な構造は電子顕微鏡によって究明される。…

※「超微化石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

冬に 4日間暖かい日が続くと 3日間寒い日が続き,また暖かい日が訪れるというように,7日の周期で寒暖が繰り返されることをいう。朝鮮半島や中国北東部の冬に典型的な気象現象で,日本でもみられる。冬のシベリ...

三寒四温の用語解説を読む