超精密加工(読み)ちょうせいみつかこう(その他表記)ultra precision machining

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「超精密加工」の意味・わかりやすい解説

超精密加工
ちょうせいみつかこう
ultra precision machining

0.01μm 程度あるいはそれ以下の値の精度を有する加工。大出力レーザー用光学部品,VTRシリンダ,半導体などの製造に関連して行われるようになった。従来の加工機械では達成がむずかしく,特別に設計された工作機械工具および加工用素材が開発されている。工作機械本体は高剛性で,主軸,摺動面でのふれを極力少なくし,高位置精度を維持できる機械部品を採用している。たとえば,切削工具には,天然ダイヤモンドの中から結晶方位の正しいものを選定し,超精密加工にとって重要な刃先硬度,刃陵の鋭さを確保している。超精密加工の対象となる材料は粒子が細かく,介在物,欠陥不純物が存在しないことが必要で,アルミニウム合金,銅,銀などがあげられる。

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