超超臨界圧発電(読み)ちょうちょうりんかいあつはつでん(英語表記)extra power generation of ultra super critical steam condition

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「超超臨界圧発電」の意味・わかりやすい解説

超超臨界圧発電
ちょうちょうりんかいあつはつでん
extra power generation of ultra super critical steam condition

現在の発電熱効率は 40%程度である。これ以上の熱効率の改善は,現在の蒸気条件では望めない。そこで近年将来の画期的なガスタービンとして熱効率の向上を目的とした,高温・高圧比のレヒートサイクル方式の開発が進められており,日本でもムーンライト計画の中で高効率ガスタービンの研究開発として進められている。これまでのガスタービンの主蒸気圧力は 246kg/cm2g ,主蒸気温度 566℃であるが,さらにこれを,たとえば,電源開発では,主蒸気圧力が 316kg/cm2g ,352kg/cm2g に,主蒸気温度が 566℃,621℃,694℃で,熱効率をそれぞれ 43%,43.9%,44.4%にアップしたいとしている。

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