超酸(読み)チョウサン

デジタル大辞泉 「超酸」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐さん〔テウ‐〕【超酸】

純粋な硫酸よりも強い酸性。フルオロスルホン酸やトリフルオロメタンスルホン酸などが知られる。超強酸

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関連語 フリーデル

化学辞典 第2版 「超酸」の解説

超酸
チョウサン
superacid

100% 硫酸(H0 = -12.1)よりも酸性の強い溶液をいう.このような強い酸性度は,L.P. Hammettの酸性度関数H0 で見積もられる.

ここで,B,BHニトロアニリンとその共役塩基を示す.超酸にはHF(-11),HClO4(-13),HSO3F(-15.6),HSO3CF3(-14.6),HSO3F-SbF5(-21~-25),HF-SbF5(-21~-28)などがある.

これらはフリーデル-クラフツ反応の非常に強い触媒として使用される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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