化学辞典 第2版 「酸性度関数」の解説
酸性度関数
サンセイドカンスウ
acidity function
主として濃厚酸性溶液の酸性度を表す尺度として,L.P. Hammettにより導入された.酸性度関数 H0 は,その塩基形が中性分子である酸塩基指示薬の変色を利用して,次式で定義される.
ここで,cB,cBH+ は溶液中の指示薬の塩基形および酸形の濃度,pKa は指示薬の酸解離定数の逆常用対数である.希薄水溶液ではpHに一致する.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報