精選版 日本国語大辞典 「足引の」の意味・読み・例文・類語
あしひき‐の【足引の】
枕 (「あしびきの」とも)
※万葉(8C後)一九・四一五一「けふのためと思ひて標(しめ)し足引乃(あしひきノ)峰(を)の上の桜かく咲きにけり」
② 「あしひきの」だけで「山」の意を含むものとなり、「岩根」「木の間」その他に自由にかかる。
※万葉(8C後)三・四一四「足日木能(あしヒキノ)岩根こごしみ菅の根を引かばかたみと標(しめ)のみそゆふ」
※万葉(8C後)一一・二六七九「窓ごしに月おし照りて足檜乃(あしひきノ)嵐吹く夜は君をしそ思ふ」
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