足立電気石(読み)あだちでんきせき

最新 地学事典 「足立電気石」の解説

あだちでんきせき
足立電気石

adachiite

化学組成CaFe3Al6(Si5AlO18)(BO33OH3OHの鉱物三方晶系,空間群R3m,格子定数a1.5929nm, c0.7183,単位格子中3分子含む。六角柱状,塊状。ガラス光沢。劈開なし。硬度7。計算密度3.228ɡ・cm3。帯褐紫〜青紫色,塊状のものは黒色,条痕淡灰色。一軸性負,屈折率ε1.644, ω1.674。多色性顕著,ε暗緑〜暗青,ω帯褐黄色。電気石上族,X-siteカルシック族,カルシック亜族1に属する。大分県木浦鉱山の熱水脈中に産し,電気石のコアは鉄電気石,リムに足立電気石が形成。足立電気石は,鉄灰電気石(feruvite)のMgSiをAlAlに置換したものに相当し,電気石として四面体にAlが入る最初の例。特に九州地方の鉱物試料提供に貢献度の高いアマチュア鉱物研究家,足立富男(1923〜2021)にちなみ,濱根大輔ほかによって命名(IMA 2012-101)。参考文献D. Nishio-Hamane et al.(2014) JMPS, Vol.109:74

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参照項目:電気石上族

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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