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三方晶系 さんぽうしょうけいtrigonal system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三方晶系
さんぽうしょうけい
trigonal system

結晶系の1つ。六方晶系に含められることがある。菱面体晶系とも呼ばれる。結晶軸の1つ ( c 軸) が3回の回転軸または回反軸であり,他の2つの結晶軸は c 軸に垂直で互いに 120゜の角をなす。軸比は abc ,軸角はα=β=90゜,γ=120゜で,六方晶系に等しく,同じように扱われる。また菱面体の形に結晶軸を選ぶこともあり,abc ,α=β=γ≠90° である。α水晶,方解石,ルビー,ビスマスなどがこれに属する。屈折率,熱膨張などの物理的性質は c 軸に平行か垂直かによって異なり,単軸結晶である。

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デジタル大辞泉の解説

さんぼう‐しょうけい〔サンバウシヤウケイ〕【三方晶系】

結晶系の一。長さの等しい3本の対称軸が互いに120度で交わり、その交点に1本の垂直な軸が交わる結晶軸をもつもの。電気石方解石などにみられる。

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大辞林 第三版の解説

さんぼうしょうけい【三方晶系】

結晶系の一。回転に対して三回の対称の位置をもつ回転軸を主軸とし、これに直交する平面上に120度で交わる三つの等しい長さの軸をもつ結晶。六方晶系に含めることもある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三方晶系
さんぽうしょうけい
trigonal system

晶系の一つ。三方(さんぼう)晶系ともいう。一平面内で120度で交わる三つの等しい長さの軸と、これらのつくる平面に直交する異なった長さの軸を軸配置としてもつことは六方晶系と同じである。しかし、平面に直交する軸が3回回転軸あるいは3回回反軸であることが、六方晶系と異なる。格子定数にはabcαβ=90゜,γ=120゜の関係が成立する。別にabcαβγ=90゜の関係が成立する菱面体(りょうめんたい)晶系の単位格子をとることもできる。[岩本振武]

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