精選版 日本国語大辞典 「踏立」の意味・読み・例文・類語
ふみ‐た・てる【踏立】
〘他タ下一〙 ふみた・つ 〘他タ下二〙
① 地面を強く踏んで、飛び立たせる。鳥や獣を駆り立てる。ふみおこす。
※万葉(8C後)一七・四〇一一「朝猟に 五百つ鳥立て 夕猟に 千鳥布美多氐(フミタテ) 追ふごとに ゆるすことなく」
② しっかりと力を入れて地面を踏む。
③ 物を踏み台とする。踏み台にして立つ。
※落窪(10C後)一「いと暗し、あげよとの給ふなりとの給へば、物ふみたててあげつ」
④ 物を踏んで足に立てる。踏んで足に突き刺す。
※小右記‐長和三年(1014)四月六日「左府足被レ踏二立針一被レ痛」
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