デジタル大辞泉 「板子」の意味・読み・例文・類語 いた‐ご【板子】 1 和船の舟底に敷く揚げ板。「心は大浪にのる一枚の―の様に揺れる」〈漱石・草枕〉2 杉・ヒノキ・ケヤキなどのきわめて厚い板材。ふつう、厚さ5寸(約15センチ)、長さ6尺(約1.8メートル)が基準。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「板子」の意味・読み・例文・類語 いた‐ご【板子】 〘 名詞 〙① 船の底に敷くあげ板。踏立板(ふたていた)。〔和漢船用集(1766)〕② 江戸時代の材種の一つ。おもに建具、家具を含めた造作材料にあてられ、長さ七尺、幅一・四~一・六尺、厚さ四~五寸を標準規格とした。多くは檜(ひのき)の大木を割って作られるため、主産地は木曾、伊那(長野県)および飛騨(岐阜県)地方。宍料(ししりょう)。〔熱田白鳥材木奉行覚書(1746)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例