踟蹰(読み)チチュウ

デジタル大辞泉 「踟蹰」の意味・読み・例文・類語

ち‐ちゅう【××蹰】

[名](スル)進むのをためらうこと。ぐずぐずと立ち止まること。躊躇ちゅうちょ
「あまり長く梅樹の下に―するとお目玉を頂戴することであったが」〈蘆花思出の記

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精選版 日本国語大辞典 「踟蹰」の意味・読み・例文・類語

ち‐ちゅう【踟&JISEEC5;】

  1. 〘 名詞 〙 歩を進めることをためらい、そこにしばらくたたずむこと。躊躇(ちゅうちょ)すること。
    1. [初出の実例]「踟蹰両楹故名為二国中間生死」(出典:勝鬘経義疏(611)一乗章)
    2. 「あまり長く梅樹の下に踟蹰(チチウ)すると御目玉を頂戴することであったが」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二)
    3. [その他の文献]〔詩経‐邶風・静女〕

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