蹴爪・距(読み)けづめ

精選版 日本国語大辞典 「蹴爪・距」の意味・読み・例文・類語

け‐づめ【蹴爪・距】

〘名〙
キジニワトリなどキジ科の雄のあしにみられるうしろ向きの鋭い突起。あしの跗蹠骨(ふせきこつ)が突き出たもので、角質の表皮でおおわれる。攻撃や防御に用いる。転じて、疵をつける、印を示す、区切りをつけること。
太平記(14C後)一二「両の足に長き距(ケヅメ)有て」
② 牛、馬などのあしの後方にある小さな趾(あしゆび)
昆虫のあしの脛節(けいせつ)にある一~二対の突起。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android