デジタル大辞泉 「身儘」の意味・読み・例文・類語 み‐まま【身×儘/身▽随】 [名・形動ナリ]身を拘束されず、思うままにふるまえること。特に、遊女が、年季があけたり身請けされたりして、自由の身となること。また、そのさま。「銀が四貫匁あれば、太夫様は―にならしゃますが」〈伎・壬生大念仏〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「身儘」の意味・読み・例文・類語 み‐まま【身儘】 〘 名詞 〙 ( 形動 )① 身を拘束されないで、思いのままにふるまえること。また、そのような状態やさま。拘束から解放された状態、思いどおり自由に行動できる状態やさま。身まかせ。身勝手。[初出の実例]「私身ままに成申候はば罷下、朝暮之御焼香を仕、報知己可申候へ共」(出典:細川光尚宛沢庵書簡‐寛永一九年(1642)一二月か)② 特に、遊女が、年季があけたり身請されたり、また独立したりして自由の身となること。また、そのような状態やさま。[初出の実例]「退郭 〈略〉とかく傾城の、身ままになりて外に出るをいふ」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例