知恵蔵 「車いすマラソン」の解説 車いすマラソン 選手はレーサー(racer)と呼ばれる軽量化された車いすにのり、専用のグローブをはめ、リムをたたくようにこいで42.195kmをかけ抜ける。トップ選手の平均速度は時速約30km、下り坂では50kmを超えることもある。2004年ボストンマラソン優勝者のタイムは1時間18分27秒。ニューヨークシティマラソンやロンドンマラソンなど海外大会では車いすの部が設けられているものも多い。国内でも全国各地で車いすマラソン大会が開催されている。中でも車いすマラソン単独の国際大会である大分国際車いすマラソンは有名。1981(昭和56)年、国際障害者年を記念して始まり、毎年国内外から約400人の選手が参加している。 (藤田紀昭 日本福祉大学教授 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報