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軍象 ぐんぞうwar elephant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

軍象
ぐんぞう
war elephant

象のもつ力や大きさを利用して軍事目的に使用したもの。戦象ともいう。象の軍事的利用はインドで起り,西方世界が軍象と初めて遭遇したのは,前 326年にインドに遠征したアレクサンドロス3世 (大王) が,ヒュダスペス河畔で戦ったときである。その後,ギリシア,カルタゴ軍によって軍象がヨーロッパの戦場で使われた。象の特性を知らない相手には有効であったが,おびえると壊走するので,味方にも危険となるため,象使いは象の脳天を刺すための短い槍を持っていた。象の突撃を防ぐためには,火矢などが用いられたが,ギリシア兵は進路に剣山を敷設した。軍象はまた,ローマ軍によって荷役に使われた。第2次世界大戦でも東南アジアで連合軍,日本軍ともに使った。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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