軍門に君命なく戦場に兄の礼なし(読み)ぐんもんにくんめいなくせんじょうにけいのれいなし

精選版 日本国語大辞典 の解説

ぐんもん【軍門】 に 君命(くんめい)なく戦場(せんじょう)に兄(けい・あに)の礼(れい)なし

戦場では主君命令より将軍の命令に従わなくてはならないし、また、年長者に対する礼儀にこだわる必要がない。
太平記(14C後)三九「舎弟駿河守是を見て、軍門に君の命なし、戦場(せんヂャウ)に兄(アニ)の礼(レイ)なし、今日の軍の先懸は、我ならでは覚えぬ者を」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android