転け掛かる(読み)こけかかる

精選版 日本国語大辞典 「転け掛かる」の意味・読み・例文・類語

こけ‐かか・る【転掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. ころげそうになる。ころびそうになる。また、つまずいて何かの上にのしかかる。
    1. [初出の実例]「其取て返しざまに、台天目の上へこけ掛って御ざれば、あのごとく微塵に破れまして御ざる」(出典:虎寛本狂言・附子(室町末‐近世初))
  3. 負けるつもりで相手に向かう。〔新撰大阪詞大全(1841)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android