改訂新版 世界大百科事典 「転炉ガス」の意味・わかりやすい解説 転炉ガス (てんろガス)converter gas 銑鉄中の炭素その他の不純物を取り除くために使われる転炉から発生するガスをいう。銑鉄1万t/日の生産量に対して転炉ガスは約80万m3/日発生する。その組成(容量)は,一酸化炭素50~60%,二酸化炭素17~20%,窒素21~22%,水素1~2%である。ふつうは製鉄所の燃料として使われるが,化学原料としての利用も可能である。執筆者:冨永 博夫 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by