軽物(読み)カルモノ

デジタル大辞泉 「軽物」の意味・読み・例文・類語

かる‐もの【軽物】

目方の軽い物の意から》絹布けんぷ
「―も人要すばかりの物は少々あり」〈今昔・二八・一五〉

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精選版 日本国語大辞典 「軽物」の意味・読み・例文・類語

かる‐もの【軽物】

  1. 〘 名詞 〙 ( 目方が軽い物の意 ) 絹布類をいう。
    1. [初出の実例]「諸国庸中軽物絁糸綿等類」(出典:続日本紀‐慶雲三年(706)閏正月戊午)
    2. 「財宝たからか、かる物の類などこそは取るといふ事があれ」(出典:狂言記・緡縄(1660))

軽物の補助注記

後世の小物(こもの)に当たり、米以外の雑物資をさすという説もある。

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世界大百科事典(旧版)内の軽物の言及

【調所】より

…古代末~中世に国衙の軽物(けいもつ∥かるもの)(絹や布)徴収の業務を担った機関。調は〈みつぎもの〉の意。…

【調所】より

…古代末~中世に国衙の軽物(けいもつ∥かるもの)(絹や布)徴収の業務を担った機関。調は〈みつぎもの〉の意。…

※「軽物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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