軽野郷(読み)かるのごう

日本歴史地名大系 「軽野郷」の解説

軽野郷
かるのごう

和名抄」に「軽野」と記され、訓を欠く。「常陸国風土記香島かしま郡の項に「之万・軽野の二里に有らゆる田、少しく潤へり。軽野より東の大海浜辺に、流れ着ける大船あり。長さ一十五丈、濶さ一丈余、朽ち摧れて砂に埋まり、今に猶遺れり」の記事があり、「万葉集」巻九に「鹿島郡の刈野の橋にして大伴卿に別るる歌一首」がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android