辛く(読み)カラク

デジタル大辞泉の解説

からく【辛く】

[副]《形容詞「からし」の連用形から》
やっと。かろうじて。
「かの御子だに見給ふべきが侍らざりしかばなむ、―求めて物せし」〈宇津保・菊の宴〉
必死に。一心に。
「―神仏を祈りてこの水門(みと)を渡りぬ」〈土佐

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大辞林 第三版の解説

からく【辛く】

( 副 )
〔形容詞「辛し」の連用形から〕
ようやく。やっとのことで。 「船君の-ひねり出して/土左」
必死になって。非常に。 「 -急ぎて和泉の灘といふ所に至りぬ/土左」

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精選版 日本国語大辞典の解説

つらけ‐く【辛く】

(形容詞「つらし」のク語法) つらいこと。心に耐えがたい苦痛を感じること。
※万葉(8C後)五・八九七「世の中の うけく都良計久(ツラケク) いとのきて 痛き傷には から塩を そそくちふがごとく」

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