込乗(読み)こみのる

精選版 日本国語大辞典 「込乗」の意味・読み・例文・類語

こみ‐の・る【込乗】

〘自ラ四〙 大勢の人がいっしょに舟に乗る。
平家(13C前)九「汀にはまうけ船いくらもありけれども、われさきにのらうど、舟一艘には物具したる者共が四五百人、千人ばかりこみのらうに、なじかはよかるべき」

こみ‐の・す【込乗】

〘他サ下二〙 多人数をいっしょに舟に乗せる。大勢を舟に乗せこむ。
説経節ゆり若大臣(1662)二「四万ぞうのふねどもに、おおくのけんぞく、こみのせ、日本のちへと、おしよする」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android