迎五町村（読み）むかえごちようむら

日本歴史地名大系

迎五町村
むかえごちようむら

• 熊本県：熊本市
• 迎五町村

[現在地名]熊本市中島（なかしま）町

白川の河口近くの低地にあり、北は今新開（いましんかい）村、南は除（よけ）川を挟み横手手永の牟田口（むたぐち）村（現飽託郡飽田町）、西は山下（やました）村に接する。慶長九年（一六〇四）九月の検地帳では、田方一七町五反余・畠方七町五反余、分米二七七石余で、うち坊主が田畠一反九畝と屋敷二畝二〇歩をもつ。寛永一二年（一六三五）の地撫帳では、当竿前は田一三町二反余・畠七町四反余で、そのほか新潟畠一町八反余を記し、島五郎左衛門手永に属する。その後池田手永に属し、宝暦一〇年（一七六〇）の下ケ名寄帳では、惣畝数二二町九反余、うち御蔵納田畑二二町四反余・新地田畑一反余・諸開畑四反余で、庄屋のほか、頭百姓七・小百姓三一がいた。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」