迸出(読み)ヘイシュツ

デジタル大辞泉 「迸出」の意味・読み・例文・類語

へい‐しゅつ【×迸出】

[名](スル)ほとばしり出ること。ほうしゅつ。
噴水器を仕掛たごとく、盛に真直に―している」〈花袋・重右衛門の最後

ほう‐しゅつ〔ハウ‐〕【×迸出】

[名](スル)ほとばしり出ること。へいしゅつ。
傍らに清泉―するものあるを見出し」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「迸出」の意味・読み・例文・類語

へい‐しゅつ【迸出】

〘名〙 ほとばしり出ること。勢いよくわき出ること。ほうしゅつ。
※重右衛門の最後(1902)〈田山花袋〉五「噴水器を仕掛たごとく、盛に真直に迸出(ヘイシュツ)して居る」

ほう‐しゅつ ハウ‥【迸出】

〘名〙 ほとばしり出ること。あふれ出ること。へいしゅつ。
※宝覚真空禅師録(1346)乾・山城州平安城万寿禅寺語録「第一句道得、石裡迸出」 〔李頎‐籬笋詩〕

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