退職所得控除(読み)タイショクショトクコウジョ

デジタル大辞泉 「退職所得控除」の意味・読み・例文・類語

たいしょくしょとく‐こうじょ〔‐コウヂヨ〕【退職所得控除】

退職金にかかる所得税住民税を計算する際に、退職金の額から一定額を差し引くこと。退職金は、長年勤労に対する報償という意味合いが強いため、他の所得と分けて課税され、税負担が軽くなるよう配慮されている。→退職所得控除額

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の退職所得控除の言及

【所得税】より

…(1)最低生活費には免税という理由であり,基礎控除はその典型といえる。先の第1段階で設けられている給与所得控除,退職所得控除,そして山林・譲渡・一時所得の特別控除も少額所得非課税という意味でここに入る。(2)納税者の担税力が低下する個別的事由を考慮するものであり,雑損・医療費・障害者・老年者・寡婦・勤労学生控除がこれに当たる。…

※「退職所得控除」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android