逃げ上る(読み)にげのぼる

精選版 日本国語大辞典 「逃げ上る」の意味・読み・例文・類語

にげ‐のぼ・る【逃上】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 逃げて山などの高所にのぼる。
    1. [初出の実例]「病猪の 吼(うた)き恐(かしこ)み 我が爾宜能煩理(ニゲノボリ)し 在峰(ありを)の 榛(はり)の木の枝」(出典古事記(712)下・歌謡)
  3. 逃げて都に行く。
    1. [初出の実例]「いそぎ都へ迯上(ニゲノボ)り給」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android