逆恨(読み)さかうらみ

精選版 日本国語大辞典 「逆恨」の意味・読み・例文・類語

さか‐うらみ【逆恨】

〘名〙
① 恨みに思う人から、逆に恨まれること。
浄瑠璃・松風村雨束帯鑑(1707頃)うばぞろへ「おっとをとられし我こそはへび共じゃ共成べきに、さか恨こそやすからね」
② 人の好意を曲解してかえって恨むこと。
真理の春(1930)〈細田民樹〉森井コンツェルン「いや、君、それは逆恨(サカウラ)みといふものですよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android