逆手を打つ(読み)さかてをうつ

精選版 日本国語大辞典 「逆手を打つ」の意味・読み・例文・類語

さかて【逆手】 を 打(う)

  1. 古代、人をのろうときや凶事のときに、ふつうとはちがった手の打ち方をする。
    1. [初出の実例]「かのをとこは、あまのさかてをうちてなむのろひ居るなる」(出典:伊勢物語(10C前)九六)
  2. 水中にもぐるとき、さかさまになって、手で水を切り、進んで行く。さかてを切る。
    1. [初出の実例]「余所にみるめをかづきするあまもさか手を打休み」(出典:浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)含み状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む