凶事(読み)キョウジ

デジタル大辞泉 「凶事」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「凶事」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じ【凶事】

  1. 〘 名詞 〙 縁起の悪いできごと。悪い予感を抱かせるできごと。
    1. [初出の実例]「毎凶事、例多殉埋」(出典続日本紀‐天応元年(781)六月壬子)
    2. 「毎度天下の凶事(ケウじ)にて」(出典:太平記(14C後)四〇)
    3. [その他の文献]〔易経‐下経益卦〕

きょ‐じ【凶事】

  1. 〘 名詞 〙 「きょうじ(凶事)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「小栗は短気な人なれば、もしや凶事(キョジ)の出で来んと、固唾(かたづ)を呑んで居たりけり」(出典:浄瑠璃・鬼鹿毛無佐志鐙(1710頃)一)

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普及版 字通 「凶事」の読み・字形・画数・意味

【凶事】きようじ

不祥。

字通「凶」の項目を見る

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