逆葺く(読み)サカフク

デジタル大辞泉 「逆葺く」の意味・読み・例文・類語

さか‐ふ・く【逆×葺く】

[動カ四]草を普通とは逆に使って屋根をふく。仮小屋などにかや穂先を下に向けてふく。
はだすすき尾花―・き黒木もち造れるむろ万代までに」〈・一六三七〉

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精選版 日本国語大辞典 「逆葺く」の意味・読み・例文・類語

さか‐ふ・く【逆葺】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 ふつうとは逆に、茅(かや)の穂先を下に向けて屋根をふく。
    1. [初出の実例]「はだすすきをばな逆葺(さかふき)黒木もち造れるむろは万代までに」(出典万葉集(8C後)八・一六三七)

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