透光性セラミックス(読み)とうこうせいセラミックス(その他表記)transparent ceramics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「透光性セラミックス」の意味・わかりやすい解説

透光性セラミックス
とうこうせいセラミックス
transparent ceramics

光の透過性の高いセラミックスをいう。アルミナPLZT (鉛,ランタンジルコニウムチタンの酸化物) が代表的な材料。アルミナは光透過率が 94%に達し,融点が 2045℃と高いことから,各種高圧ランプの管に使用されている。 PLZTは圧電性セラミックスとして注目されている。また電気光学効果,電気光散乱効果,表面電歪効果,光強誘電効果など電圧によりさまざまに対応する性質を示し,応答も速いので光情報処理用素子として研究が進められている。ほかに透光性セラミックスとして,イットリア系,ジルコニア系,マグネシア系,窒化アルミニウム系などがあげられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む