這ひ入る(読み)ハイイル

デジタル大辞泉 「這ひ入る」の意味・読み・例文・類語

はい‐い・る〔はひ‐〕【×這ひ入る】

[動ラ四]這って中へはいる。
村雨のまぎれにて、え知り給はぬに、かろらかにふと―・り給ひて」〈賢木

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精選版 日本国語大辞典 「這ひ入る」の意味・読み・例文・類語

はい‐い・るはひ‥【這入】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「はいる(入)」の古形 ) 人などがはって内にはいる。はいこむ。また、そっとはいる。忍んではいる。
    1. [初出の実例]「まづ吹上の宮にはいいりて、君の御前についゐる」(出典:宇津保物語(970‐999頃)吹上上)

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